2012年 共育ちクラスに参加。さなえさんより

*参加当時のプログラム:共育ちクラス 子どもの年齢は1歳2か月ごろ

 

*当時の思い出:ベビーカーを押しながら片道一時間の道のりをたどり着くと、宮地先生の「よく来たね」と迎えてくださるその優しい声が今でもよみがえります。

クラスで教わった歌を、行き帰りの電車の中で小さな声で歌っていると、移動の時間も間が持って、怖かった子連れの電車移動が無事に終わったといつもホッと胸をなでおろしていました。

優しい木でできたお部屋とドングリなどのおもちゃ。子どもたちがおもちゃを取り合ったり、喧嘩が始まったりカオスになる頃に出てくるころころクッキーと優しいお歌。嘘のように静まり返って座り込む時間。家での子育てでは見ることのできない、不思議な時間と空間がそこにはありました。

他の子とは少し違う特徴の出ていた娘をしばらく見つめて、その特徴を「押さえてはだめよ」と言ってくださった宮地先生の言葉を何度も何度も思い出し、見守り続けていたら、そのうちその特徴はみるみるうちに目立たなくなりました。

クラスに通えなくなってからもドングリや布や紐、おままごとセットだけで何でも作り、どんな遊びでも作り出せる子ども時代を過ごさせていただきました。

  

*近況:5年生になった娘はもう「ごっこ遊び」をすることはなくなりましたが、おやつ作り、お裁縫、編み物と作ることをとても楽しんでいます。

足りないものがあると、しばらく考えて、代用案を思いつくその創造力は、ひなたで教わった遊びが基礎になっているなと思って今でも感謝しています。